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現在活況を呈している航空機産業や石油機器産業においては、耐熱合金やチタン合金等の耐食性に優れる高合金鋼が使用されています。いわゆる「難削材」に位置付けられるこうした被削材の加工は、今後も一層の増加が見込まれるとともに、難削材加工用の切削工具に対する長寿命化や、高能率加工化の要望は益々高まっています。
そのような市場からの要望に応えるべく、このたび当社は、新開発のPVDコーティング「スーパーZXコート」の採用により、難削材旋削加工における安定長寿命化を可能にした「エースコートAC510U/AC520U」を開発しました。
「スーパーZXコート」は、一層の膜厚がナノメートル台(1ナノメートルは10億分の1メートル)の窒化チタンアルミと窒化アルミクロムの超薄膜を交互に約千層積層した超多層膜で、従来被膜に比べ、硬度を40%、耐熱性を200℃向上させたコーティングです。
難削材の加工おける代表的な損傷として、加工硬化層による局所的な摩耗や、非常に高い切削熱による大きな摩耗が挙げられますが、耐摩耗性と耐熱性に優れる「エースコートAC510U/AC520U」であれば、それら難削材特有の損傷を大幅に抑制でき、従来材種の2倍以上の長寿命化、及び1.5倍以上の高能率加工が可能となります。
販売価格は当社従来品と同設定ですが、長寿命化による工具使用量と工具交換頻度の低減、高能率化による加工時間の短縮が図れますので、加工コストの削減に大いに貢献できます。 |